春分の日の朝
2014/03/28
前日の雨があがってすっかり晴れた春分の日、朝7時ころに家を出てお散歩。この日のお散歩は目的地を決めていました。雨が一日中降っていた前日(20日)に渋谷であった高速道路メンテナンス工事中での火災事故。ニュースで大きく取り上げられ、ちょっと不謹慎かなと感じながら祭日の朝、まだ人通りも少ない246通りへ。
時間に余裕があるときは渋谷駅まで歩いていく私なのですが、火災現場はその途中になります。高速に吊り足場が架っている部分を目指していくと大きく報道された割にこの時は落ち着いた状況。焦げ臭い臭いがするとか、消火の跡があるとか、特に変わった様子は感じられません。246通りが一車線に通行規制がされている場所があり、それでここが昨日の火災の箇所かと思うくらい。朝早くて交通量もすくなく、報道がなければ気がつかずに通りすぎたかもしれない。
テレビのニュースでは赤い炎が上がっていた吊り足場も、良く見れば黒っぽい部分があるのですが、ニュースを見ているからそう思えるくらいで、特に大きな火災の跡は見てとれません。おそらく高架の下に入ったら上は大変な状況なのでしょうが、全体的に暗い印象はあるものの火事の跡という感じはしません。昨日の消火からこれまでいろんな努力があってこの状態に落ち着いたのでしょうね。
少し西側まで歩くと外部の養生がパネルからシートに変わっていて、その境の部分は熱の影響か、ここから消火活動をしたのか、シートに穴があいています。養生パネルは火が外にもれることを防いだぶん、逆にこのパネル内側の消火活動は大変だったのでしょうね。
なるべく早く通常の状態に戻ってほしいですが高速道路、246通り、そしてこの高速のメンテナンス工事が元通りになるには長い時間が必要なのかな。
旧山手通りまでもどって散歩は西郷山公園に。雰囲気は一気に明るくなります。3月21日、春分の日の朝の時点でここの主役は河津桜。一本だけ際立った存在です。まださほど大きくない樹ですが、公園の中央で咲き誇っています。枝ではたくさんのメジロが花をついばんでいました。この樹一本に十羽以上のメジロです。でも写真に納めようと近づくとメジロは飛んでいってしまいました。
雲ひとつない青空にピンクの花が映えます。祭日ですから、この後はたくさんの人がこの樹の周辺に繰り出してくるのでしょう。
河津桜の手前には次の主役、ソメイヨシノのつぼみが少しずつ膨らんできています。予報によればこれから暖かい日が続くらしいので月末にはこっちの花も見ごろになるはずです。
お散歩は流れで菅刈公園へ。ここでも一本だけ目立っているのが河津桜。西郷山公園の河津桜よりもさらに若い、小ぶりな樹。来週には周りのソメイヨシノ群に注目を奪われてしまうだろうけど、今は君が公園一だよ。
そのままの流れで目黒川までくると向こうに赤い橋。桜の主役の座が目黒川に移るのはもうちょっと先です。震災の年から花の開花が遅くなっている気がしますが、今年も二月の大雪、三月に入ってからの寒さのぶり返しのため昨年と同じくらいの時期に見ごろとなるのでしょうか?こっちのつぼみはまだまだ固い感じです。開花はいつになっても、なるべく長い期間咲き続いていてほしいです。