白い「はなみずき」
2014/04/23
気温が20度前後で安定しているここ数日、お散歩には最高の季節。晴れて風がなければ時間が取れた午後はつい、ふらふらとしちゃいます。
花見シーズンが終わったこの時期、近くの蛇崩れ緑道に上品な白い花をつける樹があります。「はなみずき」です。この辺りの交差点に意識して植えられたのでしょうか、上目黒の３丁目、４丁目では緑道と車道が交差する、○○橋と表示されたところに「はなみずき」のプレートの樹が続きます。○○橋と交差点にあるのは緑道が暗渠になる前はその名前の橋がそこに架っていたとのだと以前に教わりました。
「はなみずき」は一青窈さんの歌から五月に咲く、薄紅色の花なんだと思っていましたが、緑道では白い花をつけていました。調べてみると四月下旬～五月にかけて咲くとのことで、歌のようなピンクの花もあれば、白い花もあるのだそうで。
まだ若干時期が早いのか、まったく花をつけていない樹もあれば逆に今が最盛かなと感じる樹もあります。開花時期の差は日当たりと風の当たり具合の関係や樹自体の個性もあるのでしょうね。桜や他の色の濃い花と比べれば地味で、以前は気にせず通り過ぎていたのですが、プレートを見て歌に出てくる「はなみずき」がこの樹なのかと気づいたのが数年前。今が咲き誇っている時期なのかなと思った樹です。
やっぱりソメイヨシノや八重桜と並んだら、そっちに目が行くでしょうね。でも近寄って見ると面白い形の可愛らしい花です。花をつけた枝の位置が高いので下から空に向かって見上げると・・・・。
散歩を続けると、もう少し小ぶりな樹を見つけました。この樹なら花に接写ができます。
この日、蛇崩れ緑道をさらに進めば他にも八重桜にチューリップ、すみれの草花も。凄い人が繰り出した目黒川の桜。あれはもうイベントとして考えるべきことなのでしょうが、花を楽しむだけならば、この時期に町を歩けば身近にいっぱいあります。
