10月から最低賃金が変わりました。

2011/10/05

10月からほとんどの都道府県における最低賃金が変更されました。（下記参照）

http://www2.mhlw.go.jp/topics/seido/kijunkyoku/minimum/minimum-02.htm

この厚労省ホームページの地域別最低賃金の全国一覧によれば、青森県以外の東北各県と島根県、鳥取県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県のほかの県はそれぞれ数円～十数円のＵＰとなります。東京都では821円から837円へ、神奈川県では818円から836円へ、埼玉県は750円から759円へ、千葉県は744円から748円への変更です。（この金額は当然時給です。）

UP金額が他県と比較して高いのはやはり東京と神奈川です。この２県では特に変更前、最低賃金に近い時給で雇用されていた方の賃金については、確認してみる必要があります。アルバイトやパートタイムの方の賃金は大丈夫ですか？新しい最低賃金を下回ってはいませんか？

時給で給与を支払っている場合はわかりやすいのですが、月給の場合は見逃しやすくなります。例えば下記の場合は新最低賃金を下回っています。

（一日に6時間、20日/月の勤務にて月給10万円の方の場合）

10万円÷（6時間×20日）＝833.333…円

新最低賃金は東京では837円に、神奈川は836円になりましたから、この場合は新最低賃金を下回っており、月給を東京では10万440円以上、神奈川では10万320円以上にUPしなければならないということになります。